肝がん(肝臓癌)の原因と治療法

肝がん(肝臓癌) - 漢方相談

肝臓がんには、原発性の肝臓がんと他の臓器から転移してきた転移性肝臓がんとあります。

原発性の肝臓がんの場合、肝硬変や肝炎等の肝臓病がベースにある事が多いです。特にC型肝炎やB型肝炎のウイルスに長期間感染することにより、肝臓の細胞の遺伝子が変異し肝臓がんを発病します。

肝臓がんは、ウイルスだけでなく、アルコールの飲み過ぎや生活習慣や食べ物等との関連もあります。

一般的にC型肝炎では、肝炎から肝硬変、そして肝臓がんに進む場合が多いと言われています。一方、B型肝炎では、肝硬変に成る前の肝炎の状態で、既に肝臓がんが発生することも多いです。

肝がん(肝臓がん)の症状

肝臓がんの特徴的症状は殆どありません。あまりにも肝臓がんが大きくなると、肝臓部分の張りや圧迫感が出てきます。通常は、肝硬変の症状である食欲不振、黄疸、胆汁の影響による便通異常、微熱、腹水などが現れ、肝臓がん特有の症状は殆どありません。

肝臓がんが大きくなり肝臓を圧迫することにより、胆汁の流れ等に影響を与えると、黄疸が生じたり、血液検査でガンマーGTP等が上昇することもあります。

◆肝がん(肝臓がん)の漢方治療

漢方薬では、抗がん剤の副作用を減らし、食欲や疲労感、微熱等の改善が行われます。また肝臓がんの延命効果や肝臓病の症状の改善も期待できます。

◆肝がん(肝臓がん)- 漢方症例報告「かけ橋」

太陽堂漢薬局と患者さんとの「かけ橋」です。

太陽堂漢薬局の患者さんに、毎月お配りしています。

漢方治療を少しでも御理解して頂きたく、太陽堂漢薬局での実際の症例を毎月御紹介致します。

漢方治療中の患者さんにとって、少しでも御参考・励みになれば幸いです。

不思議な患者さん - 肝がん(肝臓がん)末期

(昭和8年生、女性。No.1888)

少し肌寒くなった秋口、平成10年10月、慢性肝炎の女性の漢方相談を受けた。

問診すると5年前に薬物性肝炎が判明し、以降病院に通っているとの事であった。

又、肝炎発病後、数年前に胆嚢を手術し切除したそうである。

現在の肝機能はAST(GOT)47、ALT(GPT)47、γ-GTP63、CRP2.9で全体的にやや高めの数値であった。

口渇が有り舌診は白黄苔。便秘がち。本人は、ご自分の肝臓の状態をハッキリご存知ないようである。問診するが要領を得ない。

ご本人から相談をお受けする前に、患者さんの娘さんが来局された。「病院で肝臓癌の末期である事を告げられたが、本人には話していないので宜しくお願いします。」と頼まれた。

糸練功で患者さんの肝臓部分を調べた。肝臓の炎症状態が左中焦3合Ⅱ、風毒(東洋医学では一般的にウイルス感染に相当すると考えられている)が7合、小腸の腑の異常(悪性腫瘍特有の免疫の反応と思われる)が4・6・7合に3ヶ所確認された。また大村恵昭先生発表の腫瘍部分の重金属蓄積を1.5合に確認した。すべて肝臓付近に集中している。

問診中に本人は癌の事を話されなかった。「私の考えるように治療して良いですか?」と聞くと「良いとの事」。本人に癌の事は話さず、肝炎と肝臓癌の治療を始める。

夫々の治療点に対する漢方薬・民間薬を選別し飲んで頂いた。肝炎に対しU川玉金製剤。肝臓癌に対しK菌糸体製剤を投与。

2ヵ月後、肝臓の炎症が4.5合、風毒が8合、小腸腑の免疫と思われる反応5.5・7・9合、重金属反応は2.5合に改善。

4ヵ月後、ほとんど総ての反応が9合以上に改善。本人さんも至って元気である。

7ヵ月後、肝炎は10合、肝臓癌は9・10・10合に改善。

9ヵ月後、すべて10合±に改善。

その後、半年間治療を続け1年近くの漢方治療を終えた。

3年後、娘さんが訪れ「肝臓癌の末期で諦めていたのが、今は元気にゲートボールを毎日している、信じられない。」

担当医の先生も「お母さんの癌は不思議ですね」と言われたそうである。

今でも本当に肝臓癌の末期だったのかと不思議に思う症例である。