来春には人工透析になるかもしれないとの事

腎臓病

慢性腎不全を患っており。かけ橋掲載分

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人工透析が目前の慢性腎不全

1950年生、女性

2004年の冬、50代の婦人から相談を受けた。
慢性腎不全を患っており、食塩とたんぱく質を制限している。1981年から蛋白尿を減らす処方薬を内服しているが、進行が早い為、来春には人工透析になるかもしれないとの事だった。

貧血など他の症状もあったが、腎不全に焦点を絞り漢方治療を進める事とした。
漢方薬服用1ヶ月後、検査数値が改善傾向になり体調も良くなられてきた。更に4ヶ月後、クレアチニン、尿素窒素、尿酸値等全ての値が下がってきた。大きな奇跡が起きたと泣いて喜ばれていた。
その後も順調に体調が回復し、漢方薬を飲み始めて半年経った頃には疲れも出なくなっていた。食事に気を付けて過ごしている中、クレアチニン、尿素窒素の値が上昇してきた。腎臓は葡萄の房のような小さな細胞の集まりで機能している。粘膜が薄い器官になり、生姜など刺激物による影響もあると考えられた。漢方薬、食べ物とも刺激物を避けるように指導した。
ドクターから治ることはない、絶対に下がることはないと言われていた数値が徐々に下がり大変喜ばれていた。周りの方からも一年前と比べて元気になり顏色も良くなったと言われるようになった。ご飯も美味しく、諦めていた1泊2日の旅行へも出掛けることが出来てとても喜ばれていた。