蕁麻疹に使用する葛根湯

2022年6月7日;(写真は 福岡市百道浜マリゾン です。)

前回の蕁麻疹に使用する香蘇散(コウソサン)で書きましたが、「海産物の食あたりは香蘇散」をまず考えます。

他に蕁麻疹に汎用される処方に葛根湯(カッコントウ)があります。これに石膏(セッコウ)を追加した葛根湯加石膏(カッコントウカセッコウ)は蕁麻疹に広く使用されます。
葛根湯加石膏は、急性に限らず慢性の蕁麻疹でも使用します。
香蘇散証の原因は海産物が中心ですが、葛根湯加石膏は海産物に限らず陸生の原因物質がアレルゲンの場合にも使用されます。
症状の激しさを考慮し、石膏量は随時に増量します。

20年程前、不思議な事に気付きました。
葛根湯加石膏証の蕁麻疹に、肝機能を改善する補助剤や柴胡剤(サイコザイ)を追加すると治りが早くなるのです。
肝臓での解毒が関係しているのでしょうが、香蘇散証の時にはこのような現象は見られません。
葛根湯加石膏証には、肝臓でのアミノ酸や油脂の代謝が関係しているのでしょうか?、、、。