胃内停水と舌診

2022年8月9日;(写真は 奈良県 吉野山 脳天天神 です。)

東洋医学では望診(ボウシン)で皮膚の表面から身体の内部の変化を見ます。その中の眼瞼内側の粘膜や舌診(ゼツシン)は粘膜を通じ診るため、より細かく身体の変化を診る事ができます。

舌には脂肪が付かないので、舌では筋肉と浮腫みが分かりやすいです。
その中で舌と舌苔の乾燥具合を診て、燥湿(ソウシツ)を判断すると同時に陰陽寒熱(インヨウカンネツ)も診ています。

消化器から繋がった舌の肥痩を診て消化器の筋肉の強さを推測できます。
また浮腫み具合を診て、内臓の浮腫みの判断が推測できます。舌の周囲につく歯形(歯切痕)を診て胃内停水(イナイテイスイ)の状態を把握します。

胃内停水は東洋医学の独特の理論です。
酷い場合は、腹診で振水音(シンスイオン)と言う音が聞こえます。軽い場合は胃の浮腫みと捉えられます。胃から繋がった舌での浮腫み(歯切痕)を診ると、胃内停水の状態を把握しやすいです。

胃内停水には虚実(キョジツ)があります。
半夏(ハンゲ)の胃内停水が実証、白朮(ビャクジュツ)・茯苓(ブクリョウ)の胃内停水は虚証です。

詳しくは「水毒と胃内停水」をご覧ください