牛黄の修行1

2022年5月25日;(写真は 福岡市 舞鶴城 のお花です。)

どんなに漢方の腕が良くても、一生懸命に東洋医学を学んで処方に熟知しても、漢方薬の質が悪ければ思うような効果は得られません。
患者さんと漢方家とを結ぶ接点が漢方薬です。漢方薬だけで患者さんと接しています。
接点を左右するのが、漢方の原料生薬の質です。

30代初期の私は生薬の鑑別の修行をしていました。
様々な生薬を目と鼻と舌と、手指の感触で鑑別する勉強です。

漢方の3大高貴薬の1つに動物薬の牛黄(ゴオウ)があります。
高熱や極度の疲労、虚労(キョロウ)などに使用します。
狭心症の発作には口中で牛黄を溶かします。ニトログリセリンと比較してもスピードも引けを取らない即効性です。しかもその後の疲労感もニトロと異なり、逆に元気が出ます。

当時、大坂の田舎に動物薬の牛黄の最高級品を扱っているという生薬問屋がありました。私は牛黄の鑑別を学ぶため2泊3日で訪れました。

牛黄の修行2 へ続く

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