漢方薬の不思議な疑問、甘草2

2022年9月18日;(写真は 大分県由布市 天空のカフェからの湯布岳 です。)

漢方薬の不思議な疑問、甘草1 から続く

動物実験では人間に換算し1日量4~5gの生甘草(ナマカンゾウ)を1年以上継続すると低カリウム血症が発症するようです。

通常の漢方薬には1日量1~1.5gの甘草が含まれています。低カリウム血症を発症する1/3から1/4量の甘草量ですので普通の方は心配いりません。

人参湯(ニンジントウ)や桂枝甘草竜骨牡蛎湯(ケイシカンゾウリュウコツボレイトウ)などは1日量3gの甘草量ですので、野菜嫌いの方や利尿降圧剤を服用、副腎やアルドステロンなどに問題のある方は低カリウム血症を起こしやすいので注意が必要です。

また、甘草(グリチルリチン酸)は甘味料として食品添加物としても使われます。砂糖の200倍の甘さがあるため天然の甘味料として様々な食材に大量に使われています。
また甘草の黄色で色付けされた漬物などもあります。

私達は漢方薬以外にも食品添加物として甘草を摂取しています。野菜嫌いの方や野菜不足の方は特に気を付けなければいけません。

昔は問題にも成らなかった漢方薬による低カリウム血症。生活環境や食の変化により問題になる事も増えてきたように思われます。