排卵日 – 漢方相談

排卵日と不妊症の原因を、基礎体温表から探ります。基礎体温表は、排卵日や黄体機能などを知る上で最も簡単でわかりやすい方法です。

排卵日に排卵を終えた卵胞は、黄体化しプロゲステロン(黄体ホルモン:P)が分泌されるようになります。そして、プロゲステロンPの増加に伴い体温が上昇します。

基礎体温表からわかること

  • 低温期と高温期があまり変わらない・ハッキリと二層に分かれていない場合。無排卵月経の疑いがあります。
  • 低温期が短く、高温期が長い場合。卵子が未成熟の可能性があります。
  • 低温期が長く、高温期が短い(12日未満)場合。黄体機能不全の可能性があります。

◆排卵日の特定は超音波検査(エコー)にて

超音波検査にて卵胞の成熟度を調べることが出来ます。排卵前の卵胞は徐々に大きく成長します。このサイズ(直径)を超音波検査で測定すると、かなり的確に排卵日を予測することができます。

また、卵子が成熟しても排卵されないこともあります(黄体化未破裂卵胞)。この状態でも排卵日を過ぎると基礎体温は上がるため、排卵が起きたように見えます。そのため超音波検査で卵胞の状態を観察する事も大事です。

◆タイミング法

基礎体温や、排卵前の尿中または血中のエストロゲンや黄体化ホルモン(LH)を測ることで予想し、排卵日前後に夫婦生活を持ちます。

排卵日を予想することが大切です。自分で基礎体温や検査薬などで、タイミングを合わせるばかりでなく、粘液(おりもの)の状態や卵胞の大きさ、血中のホルモン値(エストロゲン、プロゲステロン値など)を総合的に病院で診てもらうことも必要な場合があります。

タイミング法の条件

フーナーテスト(性交後試験)の結果が陽性の場合、精子は卵管まで辿り着くことができると考えられます。このように卵、精子、卵管といった原因が見当たらない時は、タイミング法から試していきます。

タイミング法で妊娠しなかった場合

タイミング法(排卵日の前日前後、6回)で妊娠しなかった場合は、次の治療として人工授精に進む場合と体外受精へ進む場合があります。

◆排卵日と生理の状態、それに合う漢方薬

基礎体温と排卵日、生理の状態によって漢方薬が異なってきます。

  • 生理期間の繰り上がりの場合。多くは実証・熱証の漢方薬が適応します。
  • 生理が遅れる場合。多くは虚証(力不足)又は実証(オーバーヒート)の漢方薬が適応します。
  • 生理期前後の精神的不安定。多くは情緒不安定(五志の憂)、脾胃の虚証による貧血の漢方薬が適応します。
  • 生理期間の長い場合。多くは実証の漢方薬が適応します。
  • 生理期間の短い場合。多くは虚証の漢方薬が適応します。
  • 経血量が多く濃く稠厚な生理。多くは実証・熱証の漢方薬が適応します。
  • 経血量が少なく淡い生理。多くは虚証・寒証の漢方薬が適応します。
  • 経血が暗褐色で血塊をなす場合。多くは瘀血(古血)証の漢方薬が適応します。

不妊症治療 症例・多くの治療歴は コチラから >>
不妊症治療と原因 >
不妊症治療-西洋医学の検査 >
不妊症・妊娠 >