血流障害の壊疽

2022年7月12日;(写真は 久住 タデ高原 の湿原です。)

30代の子宮内膜症の方を漢方治療したことがあります。その女性はご自分が調子が良いのでお母さまを連れてこられました。

お母様がズボンを捲られると、膝から下の向こう脛の横が黒く壊疽しています。壊疽部分の大きさはサロンパスより少し大きい位でした。
何度も手術で黒くなった部分を削っているとの事です。原因は血流障害との事です。

東洋医学では「脾は肌肉(キニク)を主(ツカサド)る」と言います。
血液不足での壊疽ですので血虚(ケッキョ)を考え当帰(トウキ)の入った補中益気湯(ホチュウエッキトウ)を考えました。また脾虚(ヒキョ)を強めるために糸練功で確認をし、白人参を増量した補中益気湯人参大としました。

これがずばり的中し1週間単位で壊疽が改善したのです。
その後、糖尿病性の壊疽の方にも同方を与え改善する経験をしました。

浅田宗伯先生は血虚を強めた補中益気湯当帰(トウキ)大の処方を残されています。
私は脾虚を強めた補中益気湯人参大の処方で、喘息の患者さんや末期がんの患者さんの時に何度も救われる経験をさせて頂いています。