患者さんとの「かけ橋」です。漢方相談

太陽堂漢薬局の患者さんに、毎月お配りしています。

漢方治療を少しでも御理解して頂きたく、太陽堂漢薬局での実際の症例を毎月御紹介致します。 患者さんにとって、少しでも御参考・励みになれば幸いです。

(注;東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。)

【 扁桃腺肥大(扁桃腺炎) 】と漢方症例報告

扁桃腺肥大-扁桃腺炎の男児 2012年4月

(平成9年生、男性。No.212)

6歳男児の母親から、扁桃腺炎の相談を受けた。

扁桃腺が炎症を起こすと高熱を伴い、本人にとっても非常に辛い状況となる。中には、腎炎を併発する場合もある。腎臓への影響はウイルスだと推測されるが、東洋医学では、扁桃腺も腎臓も同じ「腎・膀胱経」に属する。その為、扁桃腺炎から腎炎が起こると考えられる。

漢方薬では葛根湯加石膏をよく用いる。その他、柴胡剤や解毒証体質改善薬を用いたりもする。

初回の糸練功にて、膀胱臓腑病0合2+葛根湯加桔梗石膏証を確認。1日2回の粉薬を続けて頂く事とした。

漢方薬服用開始から2ヶ月後、4合2+まで改善。扁桃腺炎は通常、糸練功上6合を越すと発熱をしなくなる場合が多い。改善スピードから、2~3ヶ月後には、扁桃腺炎による発熱は殆ど無くなると思われた。

漢方薬服用開始から3ヶ月後には、8合+(1)の状態となり、体質改善を終えるまで忘れず服用するよう指導した。

その後、9合+(1)まで改善された時点で、扁桃腺が炎症し発熱が起きた。病院からは以前は手術を勧められていたが、その必要はないと主治医が判断された。

扁桃腺炎は、体質改善を終えてからも食養生が大切である。漢方治療終了後も、極力、甘いもの・脂物を控え濃い色の緑の野菜・味噌料理をたくさん摂るよう指導した。

最後に

東洋医学の治療は、西洋医学と異なり体質改善や原因療法の傾向が強いです。それだけに、効果の出る時間に個人差があります。「かけ橋」・「多くの漢方治療歴」が、患者さん同士の希望に繋がることを願っています。

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